三原歯科医院 島根県松江市末次町・松江しんじ湖温泉駅から徒歩5分 【一般歯科 矯正歯科 定期健診 バリアフリー】

矯正治療について

■ 当院で行っている矯正治療について

矯正歯科治療を進めていくためには、患者様によるご協力と治療に関する知識が大切です。また、矯正歯科治療には、以下にあげられるリスクや副作用が生じる可能性があります。

当院では目立ちにくい半透明のクリアブラケットを使用して治療を行っています。
半透明のブラケットが使用されたこの装置は従来のものとは異なり、今までの矯正装置特有のギラギラとした存在感はありません
見た目だけではなく、ワイヤーとブラケットの摩擦抵抗が少なく設計されているため、歯が動きやすく、話しにくさや、矯正治療中の痛みも軽減されるといわれています。

■ 矯正治療を始める前に

矯正治療は、歯列矯正とか歯科矯正とか言われていますが、患者様の形に歯並びをそろえるという事のみを目的にしているのではありません。歯列をそれぞれ個人に適応したものに整え、歯の咬み合わせを良くするということは、とりもなおさず咬む能力を高め、正しい顎の運動を誘導し、正常な顎や顔の発育を助けることです。そのうえ、矯正治療は、歯列の悪いことが大きな原因となるムシ歯や歯肉の炎症の治療や予防に対しても非常に良い効果を与えます。
一般に歯科の治療は、いく日もかかると言われていますが、そのうちでも矯正治療は長期間かかる治療となります。治療期間は歯並びの悪さの状態や、上下顎の位置関係のあり方、顎の成長の状態など、不正の種類や程度、時期により、平均して5年、成長期では10年以上の通院が必要な場合もあります。しかし、毎週のように通院するのではなく、装置の調節の場合通常3〜4週に一度、観察の間は3カ月に一度通院する事になります。ただし、装置作成時、装置修理、矯正抜歯の場合は別です。
矯正治療では、ほとんどの場合、口になかに装置を入れるため、不潔になりやすいのでムシ歯にならないように口の中の掃除には人一倍努力してください。
矯正装置の種類は非常にたくさんありますが、担当医は歯列不正の種類や程度に応じて、あなたにもっとも適した装置を作ります。さらに治療の進み具合をみて装置を調節したり、新しく作りかえたりしますので、予約した治療の日には必ず通って来て下さい。
たとえ装置が装着されていても調節日に通院しなければ治療が進行しませんし、通院せずそのまま放置したりすると、装置の変形や思わぬ歯の移動などがおこり、かえって悪化したり再発する場合もあります。矯正治療は長期間の治療ですので患者様ご本人やご家族の協力が大切な治療です。治療をされる患者様はしっかりと注意事項を確認のうえ受診して戴きますようお願い致します。

■ 矯正歯科治療中に起こりうるリスクと副作用について

矯正歯科治療を進めていくためには、患者様によるご協力と治療に関する知識が大切です。また、矯正歯科治療には、以下にあげられるリスクや副作用が生じる可能性があります。

(1)歯の痛みについて
新しいワイヤーに交換後数日間(特に食事の際)歯の痛みを感じることがありますが歯が動く際の正常な反応なので心配ありません。
通常、痛みは時間経過と共に消失していきます。長期間に及ぶ場合はお申し出下さい。
(2)むし歯・歯周病について
治療期間中は出来るだけ間食を避けて食後の歯磨きを忘れずに行って下さい。
プラークを取り除き口腔衛生を心掛けて、大切な歯を失う原因を作らないように心掛けましょう。
治療中に虫歯や歯周病が見つかった場合は、一時的に矯正治療を中断し治療を行う可能性があります。
(3)歯肉退縮・ブラックトライアングルについて
特に歯周病や何らかの原因で歯肉が下がっている方は、歯を動かすことでさらに歯肉が下がり歯根が露出することがあります。
また、歯の形にもよりますが、重なっていた歯がきれいに並んでくると歯と歯の間に三角形の隙間(ブラックトライアングル)ができることがあります。
これは歯肉が下がったように見えますが、実際は正常な歯並びなので問題ありません。
(4)発音障害について
まれにサ行・タ行・ラ行が話しづらくなります。期間は様々ですが、時間経過とともに慣れますのでご安心下さい。
(5)歯根吸収について
治療中に稀に歯根が短くなることがありますが、適正な力を歯に加えるように努めることで最小限に抑えることができます。
ただし、口腔衛生が充分に行われずに歯周病を引き起こした時には歯の寿命に影響することがあります。
(6)歯髄炎について
歯の移動中、様々な原因により歯の神経がしみるように痛むことがあります。
通常数日で治まりますが長期に渡る場合はご相談ください。
状態によってはごくまれに歯が失活し、変色することがありますので気になる方はお申し出ください。
(7)抜歯について
当院では可能な限り非抜歯での治療を行っております。しかし歯と顎の骨の大きさの差が大きすぎる場合は、抜歯による治療を選択することもあります。その場合は処置歯や問題のある歯を抜歯するように考慮いたしますが、やむを得ず健全歯を抜歯することもあります。
また治療に支障をきたす場合、まだ萠出していない「親知らず」を抜歯すること事があります。抜歯は一般歯科で行なっていただきます。
(8)治療の限界について
まれに歯と骨が癒着していることがあります。そのような場合は、専門医で歯と骨を引き剥がす処置をしていただく場合があります。
骨格の不調和や歯の大きさの違いから、顔のゆがみを治したり、完璧な咬み合わせを作る事ができない場合があります。
(9)治療期間について
歯の動く速さには個人差があるため、治療期間が予定より延長されることがあります。また、治療期間は患者様の協力度によっても変わってきます。
(10)後戻りについて
矯正によって歯を動かした後、歯は元の位置に戻ろうとする傾向があります。
そのため、動的治療終了後にリテーナー(保定装置)で後戻りを最小限に抑えます。リテーナーはキレイな歯並びを保つためにとても重要です。
保定装置を使用しても顎の成長異常、舌や口唇の癖、口呼吸や歯ぎしりなどにより後戻りが生じることがあります。


三原歯科医院
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